卒論がんばりました
今月はじめに、ようやくゼミ生全員の卒論が完成。おみやげ、オタク、BTS、化粧、ダンス、部活動、ポリコレ、笑顔の在り方、演劇、幸福、メディア、YouTube、ミニマリスト、自己肯定感など、それぞれの関心のある対象について、ホスピタリティを通して考えるというものだ。力作揃いだと思う。はじめは、なかなか進まなかった彼女たちも、ある時からぐんぐん書き進むようになる。
なぜ、この対象を選択したのか、それは自分の何か言葉にできないものを反映しているからにほかならない。それとの格闘を通して、大学で4年間学んできたホスピタリティの概念を捉えると、自分にのみ語りうるホスピタリティの形が浮かび上がる。
4年生最後の時間にかなり大変だったと思うが、完成したときの喜びは一入だろう。私もゼミ生との論文を通したやりとりによって、やっとこの方はこういうことを考えていたのか、こういうことに関心をもって、こうしたことを大事にする方だったのかを発見する。
それは一つの喜びでもある。こうした時間を共有できることに感謝である。毎年のことだが、彼ら彼女らから学ぶことは、本当に大きい。
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